小西 毅教授
“今”の最先端である現代科学もやがては次の時代の礎となる事実は、“なぜ?”で結ばれた膨大な科学の営みの“繋がり”の大切さを教えてくれていると思います。私の専門のフォトニクス分野の学問も、古代からニュートンの時代を経て、マクスウェル、アインシュタインをはじめ、数えきれない先人達の知の“繋がり”が、現代の量子通信にまで繋がります。“今”を綿々と塗り替えて繋いで来られた先人達の謙虚さと勇気に学び、“今”の象徴でもある学生の皆さんと共に次の時代を拓いていきたいと思っています。フォトニクスの一つの重要な素材である“光”は、一般的にイメージされる望遠鏡や顕微鏡だけにとどまらず、量子力学をはじめとする現代科学の芽生えにも大きく関わってきた非常に分野横断的な広がりを持っています。私の研究では、光ならではのPHzを超える究極の高周波信号としての特徴を活かした極限的な光である超短光パルスの活用やデータサイエンスによるアシストに特徴を持つ信号処理の独創的な「光化」を中心に、最先端のICT技術の直面する限界の解決アプローチとその具現化システムを世界に先駆けて創出し、様々な社会実装に取り組んできています。このような“今”の直面する課題に向き合う研究を教材に、次の時代を担う学生の皆さんの教育に資していきたいと思っています。